<2月8日に行われた衆議院選挙で自民党は大勝した。しかし、日本国内には依然、政治、経済、外交など、あらゆる問題が山積している:アンドリュー・スタントン>
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高市早苗首相による衆議院の解散総選挙の賭けは成功したようだ。

高市の率いる自由民主党が衆議院の多数の議席を獲得したのだ。

高市は日本初の女性首相であり、保守強硬派と目されている。今回の選挙での勝利によって、高市の日本国内での政治的正統性が確固たるものとなった。自民党の勝利は、今後数年間にわたって日本の内政、財政、外交政策に重要な影響を与えることになる。

ドナルド・トランプ米大統領の支持を受けた高市は、中国との緊張が続く中で、日本の経済と軍事を強化しようとしている。

2025年10月に首相となった高市は、就任から約3カ月で衆議院の解散を決断した。

AP通信は、自民党が資金スキャンダルや統一教会問題を含む混乱に見舞われているなかで高市が勝利したことは、日本に新たな保守主義の時代をもたらす可能性があると報じている。

高市が解散総選挙を決断したことは、支持率が低下する前に自身の人気を利用しようとする大胆な試みだと広く受け止められていた。

英インディペンデント紙によると、高市は「自分の首相としての将来を賭けている」と2025年の記者会見で述べたという。「国の運営を私に任せられるかどうかを、国民に直接判断していただきたい」

また、AP通信によると、高市は選挙戦の中で、武器輸出の禁止解除、国の平和主義的姿勢からの脱却、防衛費の増額といった外交政策の目標について訴えたという。

結果、高市の戦略は功を奏し、今回の総選挙は自民党に大きな成果をもたらした。

自民党は354議席と大幅に議席数を伸ばした。一方、野党勢力の一角である中道改革連合は49議席と大幅に議席数を減らした。