低すぎるコレステロール値はエネルギー不足状態

脂質をうまく使えるようになり、体がエネルギーで満ちてくると、体は次のフェーズに向かいます。

それは、脂質を材料にしたさまざまな物質をつくり出せるようになることです。

例えば、かつてアンチエイジング効果で大きな話題となったコエンザイムQ10、そして女性ホルモンをはじめとする性ホルモン、ストレスと戦うコルチゾール、免疫力やメンタルの安定、妊娠力アップなどさまざまな働きが注目されているビタミンD――実はこれらも脂を材料につくられます。

コレステロールも、脂質を材料としてつくられます。一般的にはコレステロール=悪者というイメージが強いようですが、オーソモレキュラー栄養療法ではむしろコレステロールを重視しています。

確かにコレステロールが高すぎるのも問題ですが、低すぎるのも大きな問題です。それは体のエネルギーが常時不足していることを意味しているからです。事実、不調を訴える患者さんで、コレステロールが低い人は少なくありません。

体にとって何よりも優先すべきことは、エネルギーが不足しない状態を保っておくことです。そのため、不足すると筋肉を分解したり、興奮ホルモンを出したりと、さまざまな方法を使ってエネルギーを保とうとします。

そんな人でもコレステロール値が上がり、エネルギーの供給が安定してくると、体はもちろん、メンタルの不調までもが一気に解消されていくのです。

自分がケトン体を使えるかどうかを知る方法

ここまで読まれた人は、

溝口徹『「朝からダルい」は糖質が原因だった!』(青春出版社)
溝口徹『「朝からダルい」は糖質が原因だった!』(青春出版社)

「私の体では、ケトン体がつくられているのだろうか」

と気になっているのではないでしょうか。そこでチェック方法をご紹介しましょう。

やり方はとても簡単。ランチを抜いてみればいいのです。

朝食を食べ、その後ランチを抜くことで、糖の供給が途絶えたときにフラフラする、イライラする、頭痛が起きる、甘いものが無性に食べたくなるといった不調が起こっていたら、エネルギーがケトン体モードに切り替わっていないというサインです。

一方、まったく変わらずにいつも通りの生活ができているのなら、エネルギー源がケトン体にうまくシフトができている証拠です。

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