投資詐欺や営業マンの勧誘に騙されないために気を付けるべきことはなにか。ファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんは「詐欺師が相手の警戒心を解くために使う定番の話題がある。これが始まったら身構えたほうがいい」という――。
向かい合って話をするビジネスマン
写真=iStock.com/Bhutinat Supin
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人生初の入院・手術で……

私事ではありますが、昨年、大きな病気を患い、人生初の入院・手術をしました。

そして、自身が体験したことは、(それがどんなことであっても)広くお伝えしたいという性格ゆえ、仕事・プライベート問わず、入院・手術したことについては方々でお話しており、また、SNSでも発信もしていました。

すると、「実は、私も昨年に入院していて……」「実は、私も同じ病気で……」などなど、実に多くの人たちから、私と同じく、大きな病をしている(していた)ことを打ち明けられたのでした。

そしてそれは、親しい友人からだけでなく、仕事上の(プレイベートではまったく絡まない)関係の人からも、中には、何年も連絡を取っていないような人からも、突然のメールがくるのでした。

さほど交友関係の広い私ではありませんが、それでも、10人近くもの人たち(多くは同世代)から、そのような反応があったのでした。

大病の報告で、得られたプラス効果

まず驚いたのは、こんなにも多くの同世代の人達が、(私と同じくらい大きな)病気をしているのか、ということでした。もっとも、私はもう50歳手前ですから、冷静に考えれば、そこは決して驚くことではないのかもしれません。

もっと驚いたのは、私が大きな病気をしたことを聞いて(もしくはSNSなどで見て)、こんなにも多くの人たちが、自分も大きな病気をしている(していた)ことを報告してきたことでした。私の大病を聞いたから(SNSなどで見たから)といって、自分の病気のことまで、私に報告してくれる必要など、まったくないですからね。

ただ、そのような報告から、お互いの大病を知ったことをきっかけに、大病という共通項ができ、より親しくなった友人もいます。また、それまで疎遠だったのが、お互いの大病をきっかけに、交流が復活した人もいます。

さらには、仕事関係の人とは、お互いの大病をきっかけにプライベートでも連絡を取り合うようになり、そこから仕事につながったりすることもありました。

そういった効果を狙って、自身の病気について広くお伝えしてきたわけではありませんが、結果的に、自身の病気について広くお伝えしたことで、それら大きなプラス効果を得ることができ、そこは良かったのかな、とは思っています。