「teppay」はなぜ叩かれたのか
JR東日本、パスモ、PASMO協議会は、交通系ICカード「Suica(スイカ)」で2026年秋に新たに導入されるコード決済サービスの名称を「teppay(テッペイ)」とすることを発表した。
しかしながら、サービスと名称に対して、サービス開始前から批判的な意見が出てきてしまっている。
名称に関しては、SNS上で「人名のように見える」「レジで言うのが恥ずかしい」「この名前はないだろう」といった意見が出ている。
商品やサービスに人名のような名称を付けるのは、親しみを抱かせる上で有用だ。
人名風の商品は、赤城乳業の氷菓「ガリガリ君」、サントリーの緑茶飲料「伊右衛門」や果実入り飲料「なっちゃん」、日清食品のカップうどん「どん兵衛」、正栄デリシィのチョコレート菓子「サク山チョコ次郎」など、食品や飲料を中心に多数ある。また、その多くは親しみがあるロングセラー商品だ。
同じJRの新幹線「ひかり」「のぞみ」、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」も人名風と言っても良いだろう。同じ電子マネー関連ではセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」の事例もある。
また、生成AIの「ChatGPT(チャットGPT)」は人名風ではないが、「チャッピー」の愛称で親しまれている。
ペンギンキャラの「変更」で風当たりが強くなっている
上記のような例を見ると、必ずしも「人名風だからダメ」というわけでもなさそうなのだが、どうして「teppay(テッペイ)」は批判されてしまったのだろうか?
理由として、下記の2点が考えられる。
●これから導入されるサービスで、まだイメージが固まっていない
●「Suica」がコード決済の導入に乗り遅れたり、これまで親しまれてきたペンギンのマスコットキャラクターが変更になるという報道があったりしたため、サービスへの風当たりが強くなっている
要するに、親しまれることを意図したはずの名称にもかかわらず、現時点では親しみが持ちづらい状況にあるために批判される結果となっているということだ。
逆に言えば、これらの点が解決できれば「teppay」の名称は次第に定着していくということでもある。


