英語で「なぜ?」と質問する場合には、“Why”がよく使われる。しかし英語習得の専門家、川崎あゆみさんは「英語ははっきりと伝えるイメージがあるが、微妙な言葉のニュアンスが違うことで不快感を与えることもあり、“Why”を使うと、詰問調に聞こえる場合がある」という――。(第3回/全3回)

※本稿は、川崎あゆみ『思ったことを英語にできる 3ます英語』(サンマーク出版)の一部を再編集したものです。
※「崎」は正しくはたつさき。

暗い黒板に「WHY」という言葉
写真=iStock.com/nndanko
※写真はイメージです

「何・どれ・誰」を聞く場合

疑問詞(What/Whoなど)を使って尋ねる疑問文のつくり方にはステップがあるので、まずはそれをご紹介していきます。

「何が好き?」と聞きたいときの流れ

① You like what.→「あなたは何が好き」と思ったら…

Do you like what?→「質問です!」と知らせる目印・旗(doなど)を立てる

What do you like?→いちばん聞きたいこと(What/Whoなど)を最初に言う

「これは質問ですよ」と知らせる旗を立てる

英語では「結論ファースト」の考え方に基づいて質問します。まず「質問です!」の役割があるサポート動詞(doやbe動詞など)の旗を立て、先頭に「何・どれ・誰」などいちばん聞きたいこと(疑問詞)を置きます。

①What(何?)

What is your name?(あなたの名前はなんですか?)

be動詞で「質問」の旗を立て、いちばん聞きたいWhatを先頭に持っていく形です。それと、「名詞のかたまり」があるときは全部を前に持っていきます。

「何が好き…音楽?」⇒「(どんな音楽が好き? ってことかな)」

伝わる! ◎ What kind of music do you like?
あと一歩! △ What do you like music?

②Which(どれ?/どちらの?)

Which is your book?(どちらがあなたの本?)

Which coffee do you like?(どちらのコーヒーが好き?)

③Who(m)(誰か?/誰に?)

Who is he?(彼は誰?)

Who do you like?(あなたが好きな人は誰?)

*文法的にはwhomが正しいですが、会話ではwhoが使われやすい傾向にあります。

④Whose(誰の○○?)

Whose bag is this?(このバッグは誰のもの?)

⑤How(どのように?/どのくらい?)

How was your trip?(旅行はどうだった?)

How+ ○○…?(どのくらいの長さ・大きさ・時間など)

How(どのくらい)+[many(多さ)/much(量)/long(長さ)/far(距離)/deep(深さ)/old(年齢)/large(大きさ)など]

日本語では「何人?」「何分?」のように「何(what)」を使いますが、英語では「どのくらい?」をあらわすhowを使って尋ねます。

「どのくらい(の長さの)時間がかかる?」
It takes 3 minutes. → How long does it take?