日本周辺の海面水温が「異常な上昇」を記録

今年の夏、日本列島では観測史上最高の気温が次々と更新される猛暑が続き、多くの人が「異常気象」を実感したと思います。しかし、私を含む気象学者は、近年におけるそのような猛暑が、もはや「異常」ではなく、新しい日常=ニューノーマルになりつつある、という懸念を強く持っています。

もしそうであるならば、毎年のように続く今の猛暑を、「異常気象」としてやり過ごすことはできません。日々の生活や産業など社会全体が、気候の基盤そのものの変化という厳しい現実に否応なく直面しているからです。

【関連記事】
判定も配信もフェアな目で Tver社長 大場洋士
「内輪の論理」ですぐ辞める…日本の首相はこのままでいいのか?
大谷翔平が広告価値でも「世界一の野球選手」になれた納得の理由
「ミサイルをミサイルで撃ち落とす」は本当に鉄壁なのか?
日本の政治家がしょうもない失言を繰り返す本当の理由