これからの時代に求められるスキルとは何か。法人営業で月1000万円の利益を生んだ実績を持つReverent社長の吉村恭平さんは「電話を使ってアポイントを取る営業手法『テレアポ』は一生モノの武器になる。なぜなら、声だけで相手の心を動かすスキルは、AIには真似できないからだ」という――。

※本稿は、吉村恭平『3分だけ会う時間を僕にください 成果ゼロから月一千万の利益を生み出したトップ営業マンのテレアポ術』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

オフィスで電話
写真=iStock.com/anyaberkut
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テレアポを極めたら一生ごはんが食べられる

毎日、テレアポの電話をかけては断られて心が重くなる。

「もう辞めたい……」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

実は僕自身、かつては会社帰りにカレーを食べながら泣いたことがあります。

新人時代、1カ月まったくアポが取れず、毎日がゆううつでした。

でも、あることに気づいてやり方を変えたら、状況が一変し、アポ獲得率が一気にあがりました。気づけば他業種の会社からも「ウチに来ないか?」とヘッドハンティングされるようになり、どんな会社でも必要とされる存在になっていたんです。

テレアポは、誰でもチャンスをつかめる仕事です。

この記事では、僕が実際にやってきたことをそのままお伝えします。

やることはシンプルです。

書いてある通りに、順番にやっていくだけで、自然と成果がついてきます。

電話口では、あなたが何者かなんて相手にはわかりません。

営業歴も、学歴も、年齢も、顔すら見えない。

だからこそ、ちょっとしたやり方の工夫だけで、結果がまったく変わる。テレアポがうまくなるだけで、将来の選択肢が一気に広がるんです。

私は、いつも社員に言っています。

「テレアポを極めたら、一生ごはんを食べることができるよ」と。

この記事を読んで、テレアポで成果をあげ、営業に自信をもって取り組めるようになってほしい。

テレアポができれば、会社員なら会社で大事にされるようになるし、起業している人にも役立ちます。

その先に、思いもよらないチャンスや出会いが待っているはずです。安定した収入もついてきます。

それが冒頭でもお伝えしたセリフにつながります。

「テレアポを極めたら、一生ごはんを食べることができるよ」

テレアポは決裁権者とつながることができ、人脈も築け、さらには実践的なビジネスノウハウまで手に入れられるのです。

どの会社でも大事にされる「最強スキル」

テレアポにはあと2つ、成果に対するご褒美があります。

1つは、「成果が収入や評価に直結しやすい」ことです。

私の場合は「固定給+出来高」だったため、アポが増えるほど収入も増えました。このように、ボーナスや昇給など、努力が目に見える形で評価されやすいのも、営業の魅力の1つです。テレアポができる人はどんな会社でも大事にされます。

もう1つは、「世の中のサービスを広げることに貢献できる」ことです。

たとえばスマートフォンが日本で普及した背景にも、無数の営業マンの努力があったはずです。

自分の仕事が社会に役立っていると実感できることは、営業という仕事にたずさわる者にとって大きなやりがいです。日本経済を動かしているのは営業マンです。

テレアポは、ただの電話営業ではありません。

あなたの声が、新しい価値を世の中に届け、人々の暮らしを便利にし、未来を変えるのです。