攻撃的な人から、やる気のない人までチームにはいろいろなタイプの人がいるものです。優れた上司は、メンバーの個々のせいにせず、チームをやる気にさせることができるといいます。部下のせいにしても何も解決はしません。上司はチームを動かすのに何が必要か。最後のレッスンを始めましょう。

個人プレーが過ぎるメンバーにどう手を打つか

最後の問題です。

あなたの部署のM君とS君は、業績は悪くないものの個人プレーが多く、組織で協調した動きができません。ライバル心がありすぎるのか闘争心むき出しで、日頃からいがみ合っているような状況です。それぞれ個人としての力はあるのだから、協力して仕事に取り組んでくれると部署的には助かるのですが、どうもうまくいきません。さて、あなたは上司としてどういう手を打ちますか?

(図版作成=大橋昭一)