小野田 寛郎(おのだ・ひろお)

小野田 寛郎
旧日本軍将校
1922年、和歌山県亀川村(現:海南市)生まれ。1939年、旧制中学校卒業後、商社員として「田島洋行」漢口(現:武漢)支店勤務。1942年、和歌山歩兵第61連隊に入隊、陸軍中野学校二俣分校などを経て、1944年12月、比島派遣軍司令部参謀部付としてフィリンピンに派遣される。ルバング島で遊撃指揮・残置諜者の任務を与えられて以降30年間、任務解除の命令を受けられないまま戦闘を続行。1974年3月、作戦任務解除命令を受け、日本に帰還。その後ブラジルに移住、ルバング島の経験を生かした青少年育成のための財団法人『小野田自然塾』を設立している。