どの分野でも専門医のほうが安心

もちろん「専門医であれば絶対にいい」とは限りません。でも間違いなく、なるべく専門医を探して受診したほうが安心ですし、医療機関を探すときの指標にはなりますね。専門医かどうかを確認するには、医療機関のWEBサイトで医師の経歴を見る、学会のWEBサイトにある「専門医を探す」で名前を検索するなどの方法があります。

中学生までの子どもの場合は、小児科専門医のいる近くの小児科クリニックをかかりつけにすると安心でしょう。ただし、子どものことならなんでも小児科というわけではありません。

例えば、ときどき「健康診査で詳しい検査をしてもらうように言われたから」と視力が心配な子が、小児科に来ることがあります。保護者は「近くに小児眼科がないので、眼科を受診するべきなのか小児科なのかわからなかった」とのこと。視力や視野、目の中の病気は小児科クリニックでは診られないので、眼科へ行きましょう。同様にケガの場合は外科や整形外科へ、耳や鼻の病気は耳鼻科へ、皮膚については皮膚科が適切です。ただ、軽い中耳炎や肌荒れなどなら小児科でも大丈夫でしょう。

標榜されている診療科を受診していいのかどうかわからないときには、受診する前に電話などで確認するのがおすすめですよ。

関連記事
子どもがかかると人工呼吸器が必要になることも…「RSウイルス感染症」今年発売の新薬3種の実力
世の中はヤバい医者であふれている…「絶対にかかってはいけない医者」を見分けるたったひとつの質問
虫歯をすぐに「銀歯やセラミックで治療する」は絶対ダメ…初診時にわかる「本当にいい歯医者」の対応
「毎月通院していたのに、突然、進行したがんが見つかった」そんな確率を減らすために医師に伝えるべき内容
「高齢でもヨボヨボにならない人」は明らかにその"数値"が低い…最新研究でわかった人間の寿命差を生む要因【2024上半期BEST5】