手あたり次第に資格を取っても意味がない

資格取得については、言わずもがなです。ときどき、とにかく自己PRの枠を埋めたいだけで、手軽な資格をたくさん取る人がいますが、それは評価されません。

活動実績と同様に、自分の志望理由や夢をサポートするような資格を取りましょう。そうすると、数日の勉強で取れるようなものだけではないため、おのずと計画的に勉強することになるはずです。

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小論文対策の本質

小論文についても、「数枚書いて終了!」とする人がいますが、はっきりいってそれでは甘いのです。もちろん、文章の構成や細かい言葉づかいを勉強するだけであれば、早い人は数日から数週間あたりで小論文が書けるようになるかもしれませんが、それは小論文対策の本質ではありません。

たとえば社会学部や法学部では、政治に関連したテーマが出題されます。

「大きな政府と小さな政府」は頻出のテーマですが、みなさんはこれを聞いて何のことかイメージできるでしょうか? さらに、日本がどちらに該当するかわかりますか? もちろん大学によって違いますが、このような基礎知識は知っている前提で出題されることがあります。

学部ごとの基礎知識の習得に始まり、論理的な文章の書き方や論理展開の方法など、小論文を書くときに学ぶことはたくさんあります。それらをふまえると、できれば高校3年生になる前には対策を始めましょう。

これらは、他の対策と比べると試験が近くなってから開始する対策です。

そもそも、ある程度活動実績や資格が確定しないと、始められない内容ですよね。

この中でも、まずは志望理由書などの提出書類の作成を始め、それが完成したら面接などの練習に入りましょう。面接練習の中で、志望理由にしっくりこなければ提出書類から書き直さなければならないかもしれません。

そう考えれば短期的な対策であっても、遅くとも高校3年生の夏休みには対策を始めたいものです。