中国が「沖縄独立論」を煽る深い理由

――最近では、沖縄(琉球)独立を煽るフェイクニュースがネット上に大量に投下されましたが、中国の関与が指摘されています。こうした動きも、歴史と関わりがあるんでしょうか?

中国の沖縄工作の活発化は、直接的には昨年6月の習近平の発言がゴーサインになっているのですが、深層心理としては歴史への認識もあると思います。

ご存知の通り、近代以前の沖縄は琉球王国として中華王朝から冊封(形式上の君臣関係)を受けて朝貢(皇帝に貢物を献上し、返礼品を受け取る外交・貿易関係)する関係にありました。江戸時代以降は清朝と江戸幕府への両属関係です。近年の中国の沖縄介入には、習近平体制に入ってからの中国外交に漂う「王朝時代の朝貢関係の結び直し」という思想も無縁ではないでしょう。