上から下まで一緒になって戦う集団になった
普段から声をかけて風通しを良くする小久保監督の方針は、担当コーチ陣にもしっかりと伝わり、チーム全体で共有されています。
プロ野球のシーズンは長丁場なので、ファームを含む総合力で勝負をすることになります。当然、いろいろな理由で二軍への降格、一軍への昇格が必要です。しかし、人間誰しも降格はショックです。
降格を命じた選手に、きちんと意思を伝えることによって、モチベーションを保ち、チーム内の競争が激しくなり、雰囲気がよくなっていきます。
選手たちに普段から声をかけるといったコミュニケーションも大切ですが、降格のように選手が負の感情を抱く状況で、どのように意思疎通を図るかが、より重要なコミュニケーションだと思います。
小久保監督は、丁寧に気づかいをしているというのが聞こえてきます。そのおかげで、上から下まで一緒になって戦う集団になっているのだと感じます。