人間は「だれにも見られていない」と手抜きをしがち

他人に見られると思うと、私たちの気持ちは高ぶります。何だか胸の奥が熱くなってきて、「よし、やるか!」という力を出せるのです。

自宅で勉強をしようと思っても、ついついスマートフォンを見てしまうとか、パソコンでネットサーフィンを始めてしまったりするものです。だれにも見られていないと思うと、いくらでも手抜きをしてしまいます。

自宅で力が出せない人は、他の人も勉強をしている図書館に出向きましょう。

周りに人がいると、知らないうちに力が出せます。

カフェでもかまいません。隣のテーブルに人がいれば、サボりにくくなります。

もちろん、個人差もあり、周囲に人がいないほうが仕事に集中できるという人もいるでしょう。そういう人は、自宅で勉強をしたほうが能率はアップするはずです。移動の時間も短縮できます。

内藤誼人『考えすぎて動けない自分が、「すぐやる人」に変わる本』(明日香出版社)

性格的に内向的な人は、周りに他の人がいると思うと、かえって集中できないということがありますので、そういう人はだれもいない場所で働いたほうがいいかもしれません。

自分がどういうタイプなのかを考えて、一人でやるか、みんなのいるところでやるのかを決めてください。

部下を動かすときには、放ったらかしにするのではなく、ちょこちょこと声をかけてあげるといいですね。

そうやって「私はあなたの仕事ぶりをしっかり見ているよ」と間接的に伝えておいたほうが、しっかりやってくれるでしょう。

(イラストレーション=神林美生)
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