「20時以降の仕事」は酔っぱらって仕事をしているのと同じ

20時以降の仕事は、酔っぱらって仕事をしているのと同じぐらいのクオリティしか発揮できないという話があります。その効率は、午前中の数分の一。認知機能、作業能力が下がっているため、パフォーマンスは著しく低下しています。

よほど必要に迫られない限り、こんな効率のよくない時間に仕事をするのは避けたいものです。

また、あなたがもし人を雇っている経営者だったら、20時以降にたくさんの社員が働いている状態は考えものです(飲食店など、この時間帯が最も稼ぎ時の業種は別です)。

まして、至極効率の悪いこの時間帯の労働に対して、残業手当を払うのは、企業の原理である投資vs.リターンの観点でも、秀逸な経営状態とは言えないのではないでしょうか。

「夜の22時から2時は熟睡」で肌の再生が促される

また、美容意識の高い方はよくご存じのように、肌の再生を促す成長ホルモンが分泌されるのは、夜の22時から2時くらいと言われています。

この時間帯に熟睡することは、肌の再生がしっかりと促進されて、生き生きとしたお肌を保つのには最適です。

いかがでしょう。早く寝るため、早く起きるための動機になるのではないでしょうか。

大谷翔平選手は10時間睡眠

続いては、二度寝を防ぐ習慣です。

二度寝は、時間的にとても非効率です。それに、二度寝で1日が始まると、この締まらないノリが1日中続いてしまいます。せっかくの休日がダラダラと進み、ちゃんと楽しんだのかどうかもわからない1日になりがちです。おそらく、成功者に二度寝をしている人は、あまりいないでしょう。

最適の睡眠時間については諸説ありますが、その人に合った睡眠時間を見つけることが大切。

ナポレオンや元英国首相のマーガレット・サッチャーが3時間しか寝なかったという逸話がありますが、アインシュタインは10時間以上寝ていたそうです。

また、大谷翔平選手が10時間睡眠を基本としているのも有名な話です。

写真提供=共同通信社
「10時間睡眠」の大谷翔平が証明している(米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手、2024年9月25日)

短い睡眠時間=仕事ができる人、といった根拠のない話に振り回されないことが肝心ですね。