「朝2時間の英会話」1年続ければビジネスでも通用する

ちなみに、スキルをある程度使いこなせるレベルまでに必要な時間は、パソコンで60時間、英会話で1000時間と言われています。英語があまり話せない人も、仮に、この朝の時間を1年間英会話に費やせば、それは1000時間近い価値になり、1年後にはビジネスでも十分に通じるレベルになるということです。

私は、30歳まで英語が全く話せませんでした。TOEICは恥ずかしながら、400点台でした。しかし、留学に際し、早朝の時間を中心に使って、3カ月集中的に英語に取り組んだところ、900点台までジャンプアップできた経験があります。

英語を使ってぜひとも達成したい目的のある人は、早朝の時間を使って、毎日粛々と英語に取り組めば、数カ月後には相当なレベルまで到達する可能性があります。

最近は、スマホでできるオンライン英会話もあるので、毎日取り組むという意味でもおすすめです。

メラトニンは約15時間後に分泌される

また、早起きをして太陽を浴びると、早く寝るというパターンを作りやすくなります。

早起きして、太陽を浴びると、メラトニンというホルモンが脳内に分泌されます。メラトニンは眠くなるホルモンです。不思議なことに、メラトニンは、日光を浴びてから約15時間後に分泌されるという性質があります。仮に朝5時に起きて、日光を浴びたとしたら、15時間後の20時に眠気を感じるようにできています。

この時間に眠気のシグナルを身体が送ってくれば、自然と床に就く時間も早くなり、より早起きの習慣化に向かいやすくなるというわけです(メラトニンが分泌されるのが15時間後ということは、やはり8時間から9時間が、人間にとって1つの自然な睡眠時間ということなのかもしれません)。

メラトニンは約15時間後に分泌される
写真=iStock.com/recep-bg
メラトニンは約15時間後に分泌される(※写真はイメージです)