睡眠時間が短い生活を続けると、人はどうなるのか。コンサルタントの三浦将さんの書籍『改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』(クロスメディア・パブリッシング)より、「睡眠と仕事の効率の関係」についてお届けする――。
早朝の1時間は日中の2時間分の価値がある
写真=iStock.com/Wand_Prapan
早朝の1時間は日中の2時間分の価値がある(※写真はイメージです)

スーパー経営者が実行する「早起きの習慣」

よい睡眠を取っている人は、情緒が安定していて、病気も少なく、体調や肌の調子なども良好であると言われています。睡眠の習慣をよりよい方向にしていくことによって、人生のさまざまな面における改善効果を生みます。

早起きの習慣は、数ある習慣の中でもやはり王様クラス。早起きを習慣化することによって、毎日を快適にスタートすることができ、日々その全体が充実することにつながります。

Appleのティム・クックやスターバックスのハワード・シュルツ、そしてディズニーのロバート・アイガーら、世界に影響を与えるようなスーパー経営者たちは午前4時台に起床します。

早朝の1時間は日中の2時間分の価値がある

早朝の1時間は日中の2時間分の価値があると言われています。仮に5時から7時の2時間を仕事や創作活動に使ったとしたら、1年で、2時間×365=730時間の時間を有効に使っていることになります。

これを日中のクオリティに置き換えたとすると、実に1460時間という膨大な時間を得ることになります。

CEOたちのように、日中において分刻みの仕事をしている人たちにとって、この朝の時間は、運動をしたり、ゆっくりと自分と向き合ったり、考えを整理したり、アイデアを生みだしたりするのに、なくてはならない時間なのでしょう。