東京五輪にまつわる贈賄容疑で罪に問われている角川歴彦氏が、国を相手に訴訟を起こした。裁判では、被疑者を長期にわたり勾留する、いわゆる「人質司法」の違憲性を訴えている。「後進国」とも批判される日本の刑事司法の問題点を、佐藤優氏と語り合った──。
最初に差し入れたのはノートと座布団だった
【佐藤】10月8日から、角川さんの公判が始まりました。東京オリンピック・パラリンピックにまつわる贈賄容疑ですが、冒頭陳述で無実と冤罪を主張されました。
【角川】東京地検特捜部から任意の取り調べを受けていたさなかの2022年9月、佐藤さんから担当編集者を通じてご連絡いただきましたね。「特捜部は角川会長まで逮捕すると思います。これは『人質司法』になりますよ」と。
まさかそのときは自分が逮捕されるなんて思ってもいませんから、正直言ってピンと来ませんでした。しかし結果として佐藤さんの言った通りになり、逮捕直後に拘置所に送られ、実に226日も勾留されることになりました。
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