相手が社長室や応接室に引っ込んでいたら要注意

コンサルの実力を見抜くポイント④
フットワークが軽く、現場にもよく足を運ぶ

実力のあるコンサルタントは、例外なくフットワークが軽い。興味や関心があるものがあると、すぐに足を運び、自分の目で確認しないと気が済まないのだ。それだけ好奇心が強いとも言えるかもしれない。

コンサルティングの現場においても、このフットワークの軽さはとても大切だ。

津田久資『本物のコンサルを選ぶ技術』(クロスメディア・パブリッシング)

本書では先に、「会社の課題解決の答えは、会社の中に転がっている」という話をした。そして答えを持っているのは、会社の上層部ではなく、現場の社員や周辺の業者の人たちが多いということもお話しした。

だから私は、時間があると現場に足を運んで雑談したり、出入り業者の人にも、仕事の邪魔にならない範囲で声をかけて話を聞いたりした。

そういうところから会社の問題点や改善点など、コンサルティングのヒントをもらったものだ。

だからコンサルタントが、いつまでもお客様のように社長室や応接室などに引っ込んでいてはダメなのだ。

コンサルタントがいつもどこにいて、どんな仕事をしているかをチェックしてみるといいだろう。

よく現場に行き、関連会社や出入り業者のところまで遠征に行っているような、フットワークの軽いコンサルタントは信用していい。

コンサルティング会社と社長室を行ったり来たりしているだけのコンサルタントは、まず成果を期待できないと考えていいと思う。

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