リストを書くことは目的でない
「やりたかったこと」は「やりたかったかもしれないこと」に変わり、やがては「やりたくもなんともないこと」になります。
「やるべきこと」もまた「やるべきだったかもしれないこと」になり、すぐに「やらないほうがマシなこと」になるでしょう。
そんなものをふり返って「できなかった罪悪感」にさいなまれていては、気力が落ち込んで当たり前です。
だから私としては、やはりシュレッダーにでもかけるのがいちばんだと思います。
それが惜しいというのであれば、二度と目につかないところにしまい込むなり、他の人にあげてしまうなりするのがおすすめなのです。
「リストに書くこと」が目的になっていませんか?
しかし、それではいつまでたっても「やりたいことがやれない」のではないか、と不満に思われるかもしれません。そんなことはありません。
やりたいことを「ウィッシュリスト」に保存したからといって「やりたいことができる」わけでないのは、すでにほとんどの人が経験済みのはずです。
リストに日付があるかないかも関係ありません。
やりたいことはできます。やりたいときに、すぐやることです。リストに書く前にやります。
やりたいことは3分以内にやる
できればやりたくなってから3分以内にやりましょう。
3分後には別人になってしまうからです。どうしてもムリだというのであれば、せめて1日以内にはやりましょう。
もっと時間が必要な、たとえば旅行などに行きたくなったら、なるべく即座にできることをやっておくべきです。
すぐ旅行に行けなくても、ホテルの予約はできるでしょう。
わざわざリストを使う必要はありません。
1日も経たずに忘れてしまうようなら、やらなくても困らないことのはずです。