――あすけんに記録しながら栄養バランスを学ばれたんですね。
そうですね。続けているとだんだんあすけん健康度(あすけん内で、食べたメニューや運動などの生活内容を判定して算出される総合点数のこと)を少しでも上げたいと思うようになりました。健康度を100点にするために、作る前にメニューを入力して健康度や栄養バランスを確認し、それを元に食材や量を微調整して調理していました。現在は予定入力機能もあって便利ですね。
レンチン&盛りつけるだけ!ハードルを下げる自炊術
――ダイエット中はどんな食事をしていましたか?
お皿に盛り付けるだけや、レンチンするだけの簡単なメニューを毎食作っていました。主食は食物繊維が豊富でレンジ調理できるオートミールを、主菜は調理不要なサバ缶やサラダチキンを食べていました。「魚ってこんなに手軽に食べれられるんだ!」と、サバ缶の使い勝手の良さには感激しましたね。
メニューを考えるのが手間だったのと、好きなものを飽きずに食べ続けられるタイプなので、3食同じメニューを食べることもありました。私がダイエットに励んでいたときは、鶏肉や野菜、お米を調味料と一緒に炊いて作る“沼”と呼ばれる減量メニューが流行っていたんです。
私は沼をトマトベースに味付けした“マグマ”というメニューが好きで、炊飯器でまとめて作って1カ月間朝昼晩食べ続けるときもありました。PFCバランスが計算されたメニューだったので、あすけんの入力が楽なことも魅力でしたね。
――1カ月はすごいですね! 毎食食べ続けるために工夫したことはありますか?
飽きずに食べ続けられるタイプですが、さすがに1カ月続くとある日突然「もういい!」となる時も(笑)。
そこで対策として、好きなものを食べていい日を儲けていました。週1でアンダーカロリーを守りつつ好きなものを食べて、月1回はカロリーを気にせず何でも食べて良いと決めたら精神的に楽になりましたね。
――継続のためにも緩急をつけることは大事ですね。では間食はいかがでしたか?
あすけんの記録を続けると、「脂質が少なければお菓子も食べられる」とわかったので、ダイエット中もほぼ毎日食べていました。多かったのは乳脂肪を含まない氷菓や和菓子。あとはバナナなどのフルーツも多かったです。プロテインもよく飲んでいましたね。
3つの主菜パターンでメニューに悩まない
――ダイエット後の今はどんな食事をしていますか?
今は同じメニューを食べ続けることはせず、3食のバランスを意識した食事を作っています。メニューを考える手間を省きたいので、主菜は「納豆と卵」、「魚」、「鶏肉」の3パターンに決め、ローテーションで食べています。「朝は納豆を食べたから、昼は魚、夜は鶏肉にしよう」というように、メニューを決めやすくなりました。
以前は納豆が苦手でしたが、調理不要ですぐに食べられ、腹持ちが良いので今は欠かせない食材ですね。納豆を食べたらあすけんの点数が良くなって、未来さんが喜んでくれると学びました(笑)。
お肉は鶏むね肉をストックして食べています。皮は食べないようにしていますが、たまに食べたいときは手羽元を食べています。骨付きの手羽元は出汁や旨みがよく出て、食べると心が休まります。
ダイエット中の主食は玄米でしたが、今は雑穀米や時にはお餅も食べます。小麦も気をつけながら食べれば太らないので、パスタ、うどん、蕎麦、パンあたりを取り入れています。パンは脂質が高くないイングリッシュマフィンを選んでいます。気分によって変えて、飽きないようにすることが大事だなと。