まずは「占いたい内容」を神仏に伝える

占いたい内容を具体的に決めないと、おみくじを引いた結果が何の吉凶なのか意味不明なのです。だから事前に神仏に参拝して、何を占いたいのかお伝えするのです。そしてただ吉凶の結果だけでなく、詳細な文章も要確認です。

詳細を読まないと、はっきりした占い結果がわかりません。

もちろん恋愛にも結婚・離婚にも吉凶占い、使えますよね。

あの人に告白します→大吉→詳細確認
彼氏(彼女)と結婚します→→詳細確認
夫(妻)と離婚します→→詳細確認

神仏に占いたい内容をお伝えするとき、「離婚してもいいですか?」とか「離婚しようかどうか迷っています」ではなく、「離婚するつもりです。今からおみくじを引くので神様のご判断をお示しください」とお伝えします。あるいは、「夫(妻)と離婚しません。婚姻関係を今年は続けます。今からおみくじを引くので神様のご判断をお示しください」とお伝えするのもいいです。

「離婚する」と神仏に伝えておみくじを引き、そのあともう一度参拝して今度は「離婚しない」と神仏に伝えて再度おみくじを引く、なんてやり方もあります。え? そんなことして、「どっちも吉だったらどうしたらいい?」ですか。どっちでも良い感じになるってことじゃないでしょうか。

ちなみに明智光秀さんは本能寺の変の直前に京都の愛宕神社でおみくじを引いたら凶が3回出たとか。吉が出るまでおみくじを引き続けたのでしょう。反則です。最初の1回の結果が絶対です。そんなに迷ったのなら、「ここまで来たけど、やっぱり反乱はやめて引き返します」についても、おみくじを引けばよかったのです。

絵馬に書いたことは「神様との約束」

Q絵馬を奉納すると、参拝するだけより効果があるのでしょうか?

絵馬は馬を奉納する代わりにできたものです。馬をもらっても、お世話の手間はかかるし、馬を飼う場所も必要ですから大変です。そこで、絵馬で代替するようになりました。

現代の絵馬は、馬の奉納と異なり、自分の願い事を書くことができます。

八木龍平『愛される人はなぜ神社に行くのか?』(講談社)

「書けば叶う」という考え方があって、自分の決意を文字にすることで、より「やるぞ!」という意欲が高まり、以前よりさらに粘り強く努力するようになるため、結果として、願いが叶う確率が高まります。

絵馬に書いたことは「神様との約束」だと思って、約束を守れるよう、精進なさってください。

あなたが神様と約束する内容と思えば、絵馬に書く内容も少し変わるでしょう。仮に「商売繁盛」と書いたら、商売繁盛のために私は力を尽くすという意味ですし、「良縁祈願」と書いたら、人と良いご縁を結ぶべく私は力を尽くすという意味です。

あなたがした誓いなので、約束を守る・守らないは自由です。力を尽くしたけど約束を守れなかったということもあるでしょうし、事情が変わって約束を守る気がなくなることもあるでしょう。全く構いません。また参拝する機会をつくって、神様に隠さず素直にご報告されてください。

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