なぜ厄年は当たるのか。12月22日(金)発売の「プレジデント」(2024年1月12日号)の特集「運をつかむ習慣」より、記事の一部をお届けします――。
厄年の由来は語呂合わせだった
厄年なんて迷信にすぎない――。かつての私はそう思っていました。ところが実際に経験してみて、ガラッと認識が変わりました。つまり、厄年は本当に存在するのではないかと思うようになったのです。こう言うと、「宗教学者」を名乗る人間が簡単に信じるなんて……とお叱りを受けそうですが、厄年を一概に否定できない理由があります。なぜ考え方が変わったのか。最初に私の体験をお話ししましょう。
1990年代前半、私は女子大で教鞭をとりながら、“文化人タレント”としてNHKの番組でサブキャスターを務めていました。収入も安定し、まさに順風満帆といった時期。ところが94年頃から異変が始まります。旧統一教会の霊感商法が社会問題化していた当時、私の発言が教会を擁護していると誤解され、批判を受けるように。ほどなくして、私が学生にオウム真理教への入信を勧めていたという根も葉もない怪文書まで出回り始めました。
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