50歳からの生き方に思いをはせる
あまりにも足枷がなさ過ぎる時間を3年以上も過ごしたのだから、一般的な社会生活に即座に戻れるかどうかはわからない。ただ、今回の新規案件に参画することによって「あ、新しいことをやるのもいいな」と改めて思ったのである。
さて、2024年はどんな年にするか……と思案するのもほどほどに、早くも期限を決めることなく、2月上旬のバンコク行き航空券を確保してしまった。われわれ夫婦と一緒に行くのは、懇意にしている唐津の屋台の女将とその娘という、これまた夢のなかにでもいるような意外な相手である。
まだ夢見心地の暮らしは続いているのだが、さすがにバンコクから戻ったら現実に戻ることを考えなくてはいけないかな、とも思う。定年退職をした人が3年以上趣味に没頭した結果、「やはり、社会生活にも目を向けよう」と68歳で一念発起して就職活動をする、といった感覚に近いかもしれない。まずは2月からのバンコク旅行で、59年も働き続けている屋台の女将から「仕事道」「50歳からの生き方」あたりについて、じっくり教えを請うことにしよう。
【まとめ】今回の「俺がもっとも言いたいこと」
・セミリタイアを宣言し、地方に移り住んで3年。夢のなかにでもいるような、穏やかな暮らしを続けてきた。
・夢見心地の暮らしを存分に満喫してきたが、新たな仕事に参画することになったことを契機に、「そろそろ現実に戻るか」という感情を抱くようになった。