減点方式をやめて笑顔で全肯定してあげる

廣津留真理『ハーバード生たちに学んだ 「好き」と「得意」を伸ばす子育てのルール15』(講談社)

ユーモアが成立するにはまず、相手を幸せな気分にしたいという愛情、発言を笑顔で受け止める包容力が必要だということです。それにプラスして、同意語・反意語・派生語など豊富な語彙ごいを駆使できる教養、その場の文化や慣習を察知して瞬時に応用する瞬発力もあるとベスト。

ストレートに否定せず、クッションをはさむ。減点方式をやめて、笑顔で全肯定する。これを毎日積み重ねているだけで、家庭は確実に明るくなり、子どもは劇的に変わります。未来を生きる子どもたちは、可能性のかたまりです。大人に遠慮して空気を読むことなく発言したり行動したりできると、子どもたちは自分の可能性を存分に伸ばせるのです。そこで大切になってくる子育てのスキルが、ユーモアというわけです。

このスキルを磨くために、大人である私たちも、日々、自分を磨くための学びを続けたいものです。

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