大学受験で、最も入試難易度が高い医学部。一級建築士のしかまのりこさんは「筑波大学医学部の学生へのアンケートを分析したところ、頭の良い子どもが育つ住まいに共通点が見つかった」という――。
主体的な子どもが育つ住まいの秘密
本当に勉強のできる子どもは「勉強部屋でハチマキ巻いて、夜食を運ぶお母さんの応援を受けながら勉強」というイメージは、今の時代にはあてはまりません。自分で勉強する必要性を知っていて、能動的に勉強に取り組んでいるからです。
そのため、子ども部屋だけでなくリビングやダイニング、カフェや図書館・自習室などあらゆる場所で集中して効率的に勉強ができます。このように主体的な子どもが育つ住まいには、親が知らないいくつかの共通点があるようです。今回は国立大学医学部の学生アンケートをもとに、エリートが育った住まいについて深堀りしていきたいと思います。