効率よくタンパク質をとれるおすすめ食材

そういわれても、「何をどれぐらい食べればその量のタンパク質がとれるのか、まったくイメージできない!」という方が多いのではないでしょうか。でも大丈夫。以下の表を見れば一目瞭然です。

これは、アミノ酸のバランスを考慮して作成した、タンパク質10gをとるために必要な各食品の量がわかる資料です。私のおすすめ順に紹介します。

■効率よく「タンパク質10g」がとれるおすすめ食品
1位 鶏肉 55g
2位 牛肉 65g
3位 鶏卵 79g
4位 羊肉 68g
5位 豚肉 83g
6位 カジキ 48g
7位 サンマ 52g
8位 サケ 58g

これを見て、「鶏卵はタンパク質10gをとるのに79g(約1.5個)必要なのに、カジキは48gでとれるから、より効率的じゃないか。それなのに鶏卵より下位なのはおかしい」と思われたかもしれません。ほかにも、全体的に魚が獣肉よりも下位になっています。

1日一食の私の場合

このような順番になっているのは、コストと食べやすさ、調理のしやすさを考慮しているからです。また、魚は少量で満足してしまいがちで、思ったよりも量がとれないことも考慮しています。

水野雅登『医師が教える 40代からの神ダイエット』(プレジデント社)

「おすすめ」の順であって、単純な必要量のランキングではない点にはご注意ください。

日々タンパク質を意識した食事をする中で、私としては、獣肉や卵を主とするほうが、魚よりもずっととりやすいと感じています。

私自身は「1日一食」という食習慣にしていますので、たとえば牛肉だとステーキ肉を一度にドカンと焼いて食べたりしています。タンパク質摂取の効率がよく、脂質もとれます。

もちろん、魚好きな方はそちらをメインにしていただいてもまったく問題ありません。

タンパク質のよりよいとり方については、拙著『医師が教える 40代からの神ダイエット』にわかりやすくまとめていますので、こちらも参考にしながら、「健康的にやせる食べ方」を日々の生活に取り入れてみてください。

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