「ヘルシーで低カロリーな食事」という勘違い

玄米や雑穀は糖質たっぷりなので、当然ながら血糖値がグングン上がり、肥満スイッチがオンになります。野菜たっぷりというのも完全に葉物野菜だけならやせますが、タンパク質不足は進んでしまいます。

水野雅登『医師が教える 40代からの神ダイエット』(プレジデント社)
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「おかず」というからには主食はとっており、その主食がやせるのを邪魔します。さらに、野菜でおなかがいっぱいになるから、脂肪を燃やすのに必要なタンパク源である肉類が食べられなくなります。

また、「果物ならヘルシーだし、太らないよね!」と思っている方も多いのですが、果物にも糖質は含まれているうえ、最近は品種改良で糖度の高いものが増えています。

やはり体の肥満スイッチをオンにする食べ物です。

「ヘルシーで低カロリーな食事」をしているつもりが、「高糖質低タンパク質太り」になっている典型的なケースです。

糖質をとらなければ脂肪はつかない

逆にいえば、「糖質をとらなければ体に脂肪はつかないよ」ということです。

もっといえば、どんなにカロリーが高くても、脂質が多くても、糖質を含んでいなければ太ることはありません。「脂肪がつく反応」を起こす肥満ホルモンが大量に分泌されることがないからです。

たとえば、バターは太る食べ物の代表格とされていますが、実は、バター単体をかじっても太ることはありません。脂質だけ摂取しても、肥満ホルモンであるインスリンの分泌は増加しないからです。

ところが、高糖質なパンにバターを塗って食べると、ものすごく太る反応が起こります。パンに含まれる糖質によって血糖値がガンガン上がり、肥満ホルモンがドバドバ分泌され、パンの糖質だけでなく、いっしょに食べたバターの脂質も脂肪として体に蓄えられるためです。

このように「糖質+脂質」こそ最強の太る組み合わせなのです。