なぜ「ごぼう茶」がおすすめなのか

午前中バリバリ働いていた会社員がお昼に白米やパン、麺などの糖質を食べると血糖値が急上昇。それを下げるためにインスリンが大量に分泌され「反応性低血糖」を起こすと、脳が働かなくなって眠くなります。そこで、目を覚ますためにコーヒーをがぶ飲みしたりタバコをスパスパ吸うのは最悪です。

さらに常用することでコーヒーを飲まずにいられなくなるのは、カフェイン依存症です。1日5杯以上飲む人は2杯までに減らしましょう。

飲み物としてのおすすめは、もちろんゴボウ茶です。カフェインが含まれませんから、朝はもちろん、一日中安心して飲めます。しかも、健康増進に役立つ最強の成分が含まれます。それが、ゴボウの皮に含まれている抗酸化物質「ポリフェノール」です。

ポリフェノールには抗菌作用、創傷治癒作用もあります。また水溶性食物繊維であるイヌリンも豊富なので、血糖値が上がりにくくなり、腸内の善玉菌のエサとなり棲家となりますので腸内環境が改善し、免疫力も上がります。

空腹と空腹感は全く異なるもの

みなさんは、空腹と空腹感の違いをしっかり区別できているでしょうか。

空腹とはエネルギー源が枯渇した「飢餓」状態であり、お腹が「グーッ」となることによって知らせてくれます。

一方の空腹感とは、人がおいしそうに食べているのを見たらよだれが出てきたり、昼食の時間になるとお腹が空いたように感じたり、甘いものが食べたくて「小腹が空いた」といってみたりという状態。これらは飢餓とはまるで異なる感覚。

空腹感とはいわば、脳がつくり出した妄想なのです。

これは、脳の妄想が起こす高所恐怖症や閉所恐怖症などと似ています。実際には崩れることのない歩道橋や、閉じ込められることのないエレベーターに恐怖を感じるのと同じように、まだ飢餓状態になっていないのに空腹を感じるのはまさに「空腹恐怖症」。

糖質が枯渇すれば、ミトコンドリアが働いてエネルギーが産生されるというのに、脳はそれすら待ち切れず、糖質がつくる一瞬の爽快感が恋しくて、「空腹感」という妄想を見させてまで、糖質を摂らせようとしているのです。

多くの人は、空腹感を本当の空腹と勘違いして、際限なく食べ続けます。その結果、贅肉がつきスタイルが崩れ、それを悲観してストレスとなり、また食べ続け、やがて病気につながっていくのです。