メンバーの通信状況が悪くなったらどうさばくか

自分の意見を説明するのが得意な「パイオニア型」
課題をまとめ、次へ進められる「リーダー型」

この2グループは、オンラインで口火を切ってください。オンラインでは特に「誰が話し始めるか」の遠慮合戦が起こり、沈黙が発生しやすくなります。

最初に「では、まず議題を具体的な数値目標に落とし込んで、次の○分でアイディアを出し、次の○分で絞り込みましょう」と進め方の合意を取り付けます。会議ツールのチャット機能でおおまかな流れを入力し、共有すると可視化されてなおよいでしょう。

誰かの通信状況が悪くなるトラブルは、もはやオンライン・グループディスカッションに付き物。慌てず「では、○○さんは音声が復帰するまで、チャットで筆談してください」など誘導できれば、さらにリーダーとしての適性を評価されやすくなります。

PCやタブレットに慣れていなければタイピングの練習を

複数の意見を合わせ最適案が出せる「バランサー型」
字がきれいな「書記型」

意見が食い違ったとき、オンラインでは状況の共有すら難しくなります。画面共有や共有URLの送付が許されている場合は、Googleドキュメントなどに争点を書き出して共有し、何でもめているか可視化しましょう。

また、双方の意見を合わせた「折衷案」が作れないかも、議事録を画面共有で見せながら残していくとよいでしょう。通信トラブルが起きたメンバーには、ここでGoogleドキュメントへの筆談を促すこともできます。的確で速いタイピングが求められますので、PCやタブレットを使い慣れていない方は、打鍵の練習をしておいてください。

時間を気にしつつ作業ができる「タイムキーパー型」

オンラインのグループディスカッションでは、対面と比べて誰もが時間を気にしがちです。したがって、タイムキーパーが活躍できるシーンが減ってしまいます。もともと、主な役割として認識されづらく、選考通過率も下がりうるタイムキーパーの業務。ここでは思い切って、他の役割を担うほうが良さそうです。