「うん、疲れるわ」と思ったら行かない

手放すべき人間関係についてお話しします。

ぜひ、これをイメージしてみてください。

「その人と会ったときや、その場に行ったときの疲れ度合い」

もし、その人と会って元気になれるのでしたら、手放す必要も、断る必要もありません。でも、なんかドッと疲れるのであれば、それは「手放していいんだよ」というサインです。

私の場合は、それが「人」だったり、「場所」だったりします。

人がたくさん集まる場所や、知らない人がいる場所なんかがそう。

起業したばかりの頃は、お茶会や交流会に足を運んだことがあります。あわよくば、「お客さんになってくれる人がいるんじゃないか」という、つまらない下心も正直ありました(苦笑)。

写真=iStock.com/STILLFX
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でも、それは疲れるだけでした。

そもそもイヤイヤ行っているので、人と仲良くなることもできず、当然、お客さまになってくれる人などいるはずもなく、その疲れ度合いはとても大きかったです。

そのあとは、「ここは良さそう」と思ったり、「やっぱり行っておいたほうがいいかな」と思ったりするたび、先にイメージするようにしています。

「うん、疲れるわ」と思ったら行かない。そんなふうに選択することにしたのです。

自分の好き・嫌いを知ることが幸せにつながる

人の場合も同じ。「疲れる」と思ったら、会わない。約束しない。お断りする。

このように自分の基準を持っていると、人に合わせることが徐々に少なくなっていきます。

すると、自分の好みや、苦手な人、苦手な環境がわかってくるようになります。つまり、自分のことをどんどん知ることができるようになるのです。

私たちは、自分のことほどよくわかっていないものなのです。

何が自分にとっての幸せなのか、どんなふうに働いていきたいのか、がわかっていないのです。

それなのに、幸せに生きたい、働きたい、と思っても無理。

だから、自分を知ることがとても大事なのです。自分を知っていれば、私たちは、好きなように生き方も働き方も変えられるし、一からつくっていくこともできます。

そのためにも、自分の好き・嫌いを知っておくことが大切です。

そして、好みでないものは、潔く手放していくことが、とても大切なのです。