感染症法上の2類相当のまま2年近く放置されている分類も、5類にはそぐわない部分を改訂して、弱毒コロナ用の分類や治療検査の補助方法などを早急に策定すべきです。「陽性者数しか念頭になく、状況を俯瞰せず人流制限と私権制限にやりがいを感じる専門家」は有害不要です。経済や社会を統合して問題解決することを最初から放棄していました。

また、政府からは、国産治療薬や新規メカニズム国産ワクチンの認可迅速化への法整備、海外輸出の振興による国力強化も発表されました。政府は、コロナ関連経済が今後の国家間の綱引きのキモなのを良く理解していると思っています。国難は去りましたので政府直轄でやっていけば良いでしょう。

陽性者が増えても慌てないようにしよう

冬になって、もし陽性者が増加しても私たちは「一歩引いて冷静になって観察し続けること」にしましょう。重症者が増えなければ問題ありません。1日に新規陽性者が5万人近くに増加発生しているイギリスでは、死亡者数が1日に100人台で変化しないため警戒しながら行動制限の撤廃が継続されています(注12)

出典=worldometers

これが正しい姿勢です。慌てないようにしましょう。日本で複数のロックコンサートを開催してもプロ野球でも感染拡大は観察されていません。

すでに起こった未来』というマネジメント創始者のドラッカー氏の教えがあります。すでに過去に起きたことは観察できる。それを謙虚に考察して変化を続ける未来に対応していこうということです。コロナ流行や遺伝子ワクチンについて「空気が読めない」と異端視されたことが、後で正しい観察や考察だったと判明したことがたくさんあります。私は「空気を読む」より「人々を守る真実を読む」ことの方が大切だと思ってコラムをつづってきました。

これからは、コロナより大切なことがいくつも起きてくると思います。私たち国民がいつまでもコロナ陽性者数にかかずらわっていると足を引っ張るだけです。若者が豊かになり子供が増えていく、そんな経済が上向く長期展望の上に立った次のフェーズに移るべきです。私たちがコロナで経験し学んだことを糧にして、よりよい未来をめざしていきましょう。