パルスオキシメーターの選び方

なお、このパルスオキシメーターは、以前は安くても数万~数十万円する高価な医療器具だったが、コロナ禍で製造開発が急速に進み、最近では医療機器認証を受けた製品でも数千円で販売されている。数十グラムのポケットサイズが数多く販売されており、持ち運びも簡単である。

筆者としては、医療機器認証を受けた製品をお勧めしたいが、患者急増もあってアジア製の非認証製品しか手に入らないこともある。非認証製品の信頼性を確認したければ、「パルスオキシメーターを装着した状態で息を1分程度止めたら数値が1~2%低下」すれば、当面の家庭内使用は可能と思われる。

写真=iStock.com/natatravel
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測定方法もクリップのような機器で指を挟んで数秒待って、モニターに表示された数字(酸素飽和度と心拍数の2つが表示される)を読むだけであり、高齢者でも簡単にマスターできるだろう。

発熱患者が発生した場合、地域によってはパルスオキシメーターを貸し出しする施設もあるが、数に限りがあり、迅速に入手できるとは限らない。よって、流行が心配な地域や外出が必須の職業ではネット通販や家電量販店などで入手するといいのではないか。

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