無気力になりにくい説明スタイルを身につけるべき
私たちの周りの景色は、考え方次第で違って見えてきます。同じ一時間であっても、「もう一時間しかない」と考えるよりも「まだ一時間もある」と考えるほうが、その一時間の使い道は変わってくるでしょう。ただし、人によっては、「もう一時間しかない」と考えたほうが、やる気が出るかもしれません。たとえば、第五章で紹介した防衛的悲観主義者のように。
あなたが抱えるやる気の問題も、出来事や事象をどう捉えているのか、といった考え方に起因しているのかもしれません。
無気力になりにくい説明スタイルを身につければ、人生によくある挫折に対してもっと肯定的に対処できるようになりますし、大きな失敗からも以前よりはずっと早く立ち直れるようになります。勉強でもスポーツでも仕事(バイト)でも、もっと良い成績を上げられるようになり、長い目で見れば健康状態も良くなるのです。
やる気がわいてくるのも、無気力状態におちいってしまうのも、それはあなたの考え方次第なのかもしれません。