自分のご機嫌をとる方法を用意しておく

何もかもうまくいかず、いろいろ重なってやけくそになる、なんてことは誰にでも起きるものよ。こういうとき、一番大切なことは、自分で自分のご機嫌をとる方法を用意しておくことなのよ。簡単に言えばストレス発散なんだけどさ、時と場合によって適切なストレス発散方法が違うことってよくあるのよね。

まず、物理的に同じストレス発散ができない場合。「もう、嫌。ストレス発散したい」っていうのが休日の朝かもしれないけど、夜中かもしれないわけよ。自分のご機嫌をとる方法が洋服を買うことだとしたら、夜中に買いに行くことはできないわけじゃない?

あと精神的に同じストレス発散方法が有効じゃないとき。

たとえばさ、あるときは歌を歌うとスッキリするけど、あるときはジョギングしたほうがスッキリするかもしれない。人間って思うよりも気まぐれな生き物だから、いつも同じ方法でうまくいくとは限らないわ。いわゆる「気分じゃないの」っていう可能性も考えておいたほうがいい。

写真=iStock.com/Dmitry Belyaev
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そうするといろんなシチュエーションで自分のご機嫌がとれるようになっておいたほうがいいというわけなのね。で、自分のご機嫌をとる方法だけど、これはやけくそじゃないとき、つまり冷静なときから探っておいたほうがいいの。それは、自分をわかっておくということ。

自分を理解するための基本事項2つ

世の中には自分をわかるのが得意な人もいるんだけど、苦手な人もいるのよね。そういう人がもうやけくそになってどうにもならないときに「さあ自分のご機嫌をとろう」と思ってもどうしたらいいのかわからない可能性だって充分あるのよ。

では自分のことをわかるためのレッスンやってみましょう。ここで大切な基本事項は、

・頭でっかちにならずに、思いつくものはちょっとずつやってみる
・自分の気持ちが軽くなったのか重くなったのか観察する

の二つだけ。

何をするにも腰が重い人

もうちょっと詳しく解説してみるわね。まず、前者について。誰かと遊ぶとき、こんな人いないかしら?

「海に行く?」
「えー、ちょっと日差しが強すぎない?」
「じゃあプール?」
「このあたりのプールって子どもで混み合ってそうだし」
「ショッピングモールに行くか」
「別に今わざわざ行かなくてもよくない?」
「んー、じゃあカラオケでも行く?」
「あまり歌いたい気分じゃないな。アタシそんなに歌わないから」「んー、じゃあどうしたい?」
「んー、特にやりたいことないなあ」

こういう人。こういう人ってすっごくもったいなあって思うのよね。いろいろやってみたら楽しいかもしれないのに、頭で考えすぎて「多分おもしろくない」って決めつけちゃっているのよね。

日差しは強くても海に行ったら楽しいかもしれない。プールもそう。ショッピングモールも友達と行くわけだからウインドウショッピングもずっと楽しくなるかもしれない。

カラオケだって勝手に「アタシ歌わないから」とか言ってるけど、思う存分歌ってみたことあるのかな? って思っちゃうわよね。「アタシは歌が好きじゃない」と思い込んで歌っていないケースだって充分考えられるわけで。