香港返還自体の正統性も揺らぐ事態に…

2014年に駐英中国大使館がイギリス側に「(一国二制度を50年保つという)共同宣言は無効だ」と宣言したと報じられているが、宣言が守られないのであれば香港返還自体の正統性も揺らぐことを国際社会は中国に突き付けなければならない。

何より、中国はかつて香港の「中国への返還」を寿ことほいだ人たちや、銭俊華『香港と日本』(ちくま新書)にも綴られているように物心ついたときから「中国特別行政区香港」の住民である若者たちを反中国に追いやった自身の政治のありかたを自覚すべきだろう。

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