司法試験目前の時期も数々の仕事をこなしていた

私は予定帳がいつもパンパンです。例えば、司法試験に向けた勉強をしていた頃は次図のような毎日を送っていました。

当時の状況を冷静に見返してみると、自分でも少し驚きです。でも、どういうわけか、私は人生の時間が限られているという意識が強く、ついつい予定をギシギシに詰めてしまうのです。

司法試験を目前に控えていた頃も、法科大学院や自宅で司法試験に向けた勉強をしながら、大学受験予備校で高校生に英語を教え、司法試験予備校において出版編集・チューターの仕事をし、さらには、弁護士会からの依頼を受け外国人被疑者と弁護士との接見通訳をするという毎日を送っていました。また、大学院が休みの時期は、法律事務所でリサーチのお手伝いをする仕事もしたりしていました。

「どうしてそんなに生き急いでるの?」と言われるほどの密度

修習生時代や弁護士になってからも「詰め込みスケジュール」は変わらず、現在も、法律事務所の仕事を軸に、弁護士個人の仕事、司法試験予備校での指導・出版物の編集をし、東京大学大学院に通いながら毎日を過ごしているため、同期や同僚からは、「どうしてそんなに生き急いでるの?」と尋ねられたりもします。

昨今の社会状況で現在は練習等を自粛しているのですが、少し前までは、合間を縫って社交ダンスの練習をしながら、プロ登録して大会に出場し、さまざまな賞を受賞したりもしていました。現在は、警察署等を訪れる必要のある国選弁護の仕事以外は基本的にリモートになって効率化されたこともあり、もう少し予定を入れたいなと思ったりすることもあります。

ここからは、私が複数の仕事と掛け持ちしながら、どのように勉強して予備試験・司法試験に受かることができたのか、特に重要なスケジューリングの観点からご紹介していきたいと思います。