計画を立てると本番、心に余裕ができる

④本番当日 ~これまでの集大成~

「もうやるべきことはやった!」という気持ちで受験会場に向かうのみです。その際、持ち物としてまとめノートを持っていき、最後の復習をするのが理想です。実際に予備試験や司法試験に合格した際、私はまとめノートを受験会場に持っていき、それを見直していました。

ベロスルドヴァ・オリガ
提供=ベロスルドヴァ・オリガ

「逆算して学習計画を練ること」これにより、自分がどのようにゴールに近づいているのかということがより具体的に手ごたえとしてつかめるので、得られる安心感が大きいです。特に、試験当日、自分がやれることはすべてやった、後は力を出し切るだけという自信が生まれてきます。

このような逆算学習計画法を取り入れる前は、試験前に不安で押しつぶされそうになり、おなかがいたくなったりしたこともありましたが、計画を立てるようになってからは不安に駆られることはなくなりました。余裕が出たからか、試験会場では、試験開始直前に入り口で笑顔の写真を撮っていました。周りの受験生からは冷ややかな目で見られていましたが、今思えば良い思い出です。

計画を立てればスキマ時間を有効活用できる

逆算して学習計画を立てることで、1日に終えるべき学習量が明確化され、スキマ時間に効率的に勉強できるようになりました。アルバイトや学業と並行しながら、予備試験や司法試験の他、TOEICや簿記、国際会計検定などの各種試験においても安定して結果を出すことができるようになったのは、このおかげだと考えています。

現状、各種試験が延期されているため、逆算して計画を立てることが難しいと感じる方も多いと思いますが、現在私は1カ月先に試験があるとの想定で、留学に向けたTOEFLの勉強をしています。

時間術として大切なのは、1日のうちに進めるべき学習量を定め、スキマ時間を効率的に使うことです。「期限を定めず延期されていた試験が、突如1週間後に実施される」といったことがない限り、今回ご紹介した手法で立ち向かうことができます。

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