神永に“熱”はあるのだろうか?
神永に“熱”はあるのだろうか?
「僕は成長産業に身を置いてきましたけれど、日本経済全般を見れば、疲弊しているのはたしかだと思います。日本をよくしようと本気で考えている人たちの足元にも及ばないとは思いますが、それを考える人間ではいたいと思います。だから、業界に関係のないニュースにも目を通すようにしているんです。
日本経済を回復させるために、ITやインターネットを使った日本発の新しいサービスが出てきてもいいと思うし、出なければおかしいと思います。GAFAとか、みんなアメリカ発だったりするんで……」
国産IT企業の一員ならではの使命感かもしれないが、だとすれば、その使命感にスイッチを入れるのはいったい何だろうか。神永が愛する周囲の人たちの、不確実な未来だろうか。