最強の「チラポイ記憶法」の実践方法とは

まずカードを用意し、表側には覚えられない単語や用語を、裏側にはその意味を書いていきます。カードをシャッフルしたら上から順に「チラ」と見て、条件反射的に解答できたカードはAの場所に、少し考えてわかったものはBの場所に、考えてもわからなかったカードはCの場所に置きます。全部終えたら、今度はCのカードだけ取り、同じことを繰り返す。すべてがAに収まったらその日のその作業は終了です。

たったこれだけですが、肝心なのは3日後に改めて同じことを繰り返すことです。

「人間は、覚えたことを1日後には74%忘れる」とは、ドイツの心理学者エビングハウスが証明した事実です。人が記憶した事柄はいったん海馬と呼ばれる短期記憶に一時保管されますが、1~2週間使われなければそのデータは廃棄忘却されます。それを長期保存するためには、大脳新皮質の側頭葉に移さなくてはなりません。それには「反復」しかないんです。