秋篠宮夫妻の不信感を払拭する努力をすべき

さまざまな週刊誌の報道を紹介したが、それらを総合すると、こうはいえると思う。

眞子さんはこうした文書が出されることも、内容も知っていた。

両親に文書が出ることを知らせたのか、内容についてはどうかという点になると、見方はバラバラではあるが、少なくともこうした文書が出るくらいのことは伝えていたのではないか。だが、この文書の内容に秋篠宮夫妻が納得しているとは思えない。

今後、小室家側の弁護士と元婚約者との間で和解へ向けた話し合いが進み、300万円程度の金銭で手打ちができる可能性が高いようだから、それが決まったら、母親の佳代さんは会見でも開いて、説明すべきではないか。

そうして秋篠宮夫妻の不信感を払拭する努力を、息子の圭ともどもやっていくべきである。

「文書公表」は結婚へ歩を進める何らかの役割を果たした

二人は毎朝、SNSやスカイプなどでやり取りしているようだから、圭さんはもちろん、眞子さんも結婚したいという意思に変わりはない。

結婚の最後のハードルは、圭が収入の術を得るために、猛勉強して弁護士資格を一日でも早く取ることである。

そうなれば、「親のこころにそむいてまでも恋に生きたい」とニューヨークへ逃避行したり、皇籍離脱して平民になったりしなくても、この恋を成就することができる。

まだ手放しでは喜べないが、今回の拙い文書が、結婚へ歩を進める何らかの役割を果たしたことは違いない。

しばらく前に女性自身が、「眞子さま『英国留学』報告書に綴った現地生活と21歳の素顔」という特集を組んだことがあった。

眞子さんはICUの交換留学制度でイギリスのエディンバラ大学で10カ月間学んだのだが、この時はすでに小室圭との交際が始まっていて、彼は彼女の留学中にイギリスへ行っている。

その報告書の中にこんな文章があるそうだ。

「私のポリシーは「良い事も悲しい事も貴重な経験になると信じる」だった」
「時には失敗したっていいやと思いながら過ごすことが大切だと思う」

眞子さんの悲しみの涙が嬉し涙にかわる日が、一日でも早く来ることを願っている。

(文中一部敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)などがある。
(写真=AFP/時事通信フォト)
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