「なぜそこまで小室さんをかばうのか」
いくら世間知のない女性だといっても、このような「蛮行」(新潮)をするはずないとは思うが、今回の中途半端な文書が、週刊誌の小室母子への不信感に油を注いだ格好になったのは間違いない。
新潮は次号でも、この文書に対して眞子さんの母・秋篠宮紀子さんは、「今さら何でしょうか。遅すぎます」「内容も、よく意味がわかりません」と憮然としていたと報じている。
さらにこの文書は、小室母子による秋篠宮家分断工作ではないか、眞子さんの気持ちをつかんでいる限りは何とかなるという小室の胸中が見てとれると、手厳しい。
女性誌も小室母子のやり方には厳しい見方が多いが、では、結婚は絶望かというと、そうは見ていないようである。
一番シビアなのは女性セブン(2/7号)だ。
「今回の文書の発表については、眞子さまも承知されていたそうです。眞子さまはただ結婚の強い意志を持たれ、小室さんの説明を信じていらっしゃったのだと思います。
問題は秋篠宮ご夫妻です。文書の発表については眞子さまからのご報告があったとしても、文書の中身には関与されていないそうです。今までと同じ一方的な主張で、建設的な解決に向かう気配すら感じない文書を見て、不信感が膨らむばかりだったでしょう。
秋篠宮さまとしては“なぜそこまで小室さんをかばうのか”というお気持ちでしょう。
眞子さまとしてはこれで結婚できるというお気持ちから急転、さらに厳しい状況に追い込まれてしまった。号泣しても足りない落胆ぶりのようです」(宮内庁関係者)
自分たちさえよければ世間や他人などどうでもいい
セブンは次号でも、秋篠宮は文書の公表については知らされていなかったため、「“裏切られた”というお気持ちではないでしょうか」(宮内庁関係者)とし、小室圭側が、「眞子さんも文書の公表を把握」していたと報道させたために、「眞子さまがスキャンダラスな借金問題の当事者に巻き込まれてしまうことになった」(宮内庁関係者)、眞子さんが小室母子の主張を認めたことになって、母親の元婚約者から問題視されることになりかねないと、非常に心配していると報じている。
さらに皇室ジャーナリストの山下晋司氏にこういわせている。
「多くの人が小室さん親子に反感を持つのは、価値観、倫理観、国家観といった精神的なところにずれがあるからでしょう。法的には問題なくても、精神的な面で理解できない人を、祝福するという気持ちにはなかなかならないと思います」
この見方は、私も肯ける。結婚というものは両性の合意のみに基づくものとはいっても、社会的な側面もあり、自分たちさえよければ世間や他人などどうでもいいという訳にはいかない。
そこの視点が小室母子には欠けているのではないか。