老後に困らないベストな選択肢はなにか。各分野のプロフェッショナルに「より賢い選択肢」を聞いた。第5回は「専業主婦vs.正社員妻 離婚したら大損するのは?」――。(全11回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年11月12日号)の掲載記事を再編集したものです

被害を最小限に抑える方法

離婚で発生する夫婦間のお金のやりとりは、養育費、慰謝料、年金分割、財産分与の4種類。熟年であれば、子どもはすでに独立しているケースが多いので養育費は関係ありません。慰謝料が認められるケースもほとんどありません。DV(家庭内暴力)や不貞があれば慰謝料を請求できますが、最大でも300万円程度です。

写真=iStock.com/Vasyl Dolmatov

一方で年金分割は、確実に発生します。妻が専業主婦やパート勤務で厚生年金に加入したことがなくても、厚生年金の受給額を夫婦間で同じに分けるのが基本です。夫の厚生年金部分の2分の1を妻に分割することになります。