「アマゾンと戦う」とぶち上げた理由

「話し方」で私が心がけていることは「主語の転換」です。「自分が何を言いたいか」ではなく、「相手が何を聞きたいか」を考えるようにしています。これは我々のような流通・小売業では当たり前のことではないかと思います。「我々が何を売りたいか」ではなく、「お客様は何を望んでいるか」を考えるわけです。

ドンキホーテHD社長 大原孝治氏

たとえば2016年8月の事業戦略説明会では「これ以上、アマゾンが日本に侵攻してくるなら、その先兵になって戦う覚悟がある」とお話ししました。小売業ではEC(電子商取引)が急成長している一方で、実店舗では苦戦する企業が少なくありません。記者の皆さんは「ドン・キホーテはECにどう対応するか」を聞きたいはず。そしてECの巨人はアマゾンです。

いま我々は店舗とほぼ同様の商品を取り揃えたECサイトを始めるために準備を進めています。(2016年9月時点)「アマゾンと戦う」というメッセージは、その取り組みを言い換えたものです。