シーン別「確認・相談」の例文

ケース1:相談を申し入れる

○○について折り入ってご相談があります。
直接、お目にかかれる時間をご調整いただけないでしょうか。


POINT●深刻な相談を思わせる文例。相談の背景と内容を、差し支えない範囲で書き添えておきたい。相手にとってのメリットまで提示できればなおいい。

ケース2:約束の日時を確定させる

1時間ほどお時間をいただければ幸いです。
○日、○日、○日のいずれも午後で、
ご都合のいい日時をお知らせください。


POINT●すでにアポイントメントが取れていることが前提のやり取り。日時を漠然と投げかけられると返答しにくい。具体的な日時の例示は相手への気遣い。

ケース3:日程の再確認をする

明日○○時に、○○へうかがいます。
お目にかかれるのを楽しみにしております。


POINT●約束した日から面会当日まで期間があいたときには、確認メールを送りたくなるもの。文面は、相手が日程を把握していることを前提としておきたい。

ケース4:複数の疑問を解消する

念のため、○○の件について、
いくつかお尋ねしたいことがあります。
ご確認いただけないでしょうか。


POINT●念入りな確認は、行き違いを避ける最良の方法。論点が複数ある場合には、「内容が複雑で、私の理解が不安なので、念のため確認したい」旨を伝える。

ケース5:添付資料の確認を促す

プレゼンテーションの資料を添付しております。
ご確認いただきたくお願い申し上げます。


POINT●メールにファイルを添付した場合には、その旨を明記しよう。また相手が添付ファイルを開けない恐れもあるので、添付した個数や形式も伝えたい。

ケース6:面談後のやり取り確認

さきほどご相談申し上げました件について、
当方で整理させていただきました。
お手数をおかけしますが、内容をご確認ください。


POINT●ビジネスにおいて「言った」「言わない」のトラブルは致命傷となりかねない。口頭でやり取りした内容をメールで残せば、大きな行き違いは避けられる。

平野友朗
1974年生まれ。筑波大学人間学類卒業。広告代理店勤務を経て、2004年にアイ・コミュニケーションを設立。13年には一般社団法人日本ビジネスメール協会を立ち上げ、ビジネスメールスキルの標準化に取り組む。『モノの書き方サクッとノート』(永岡書店)など著書多数。
(構成、文例作成=プレジデント編集部)
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