うっかり触れると人間関係を損なう“タブー”のありかは、男と女とで異なるものなのか。言葉選びに命を懸ける「諜報のプロ」佐藤優氏に聞く、世間話の究極の奥義。

様々な人生を代理経験する

知らぬうちに男を敵に回したり、女の恨みを買ってしまう話を避けるためのノウハウを手に入れるのに必要なのが、まさに「雑談する力」なのである。

より具体的に言うと、本を読むことがその近道だ。その場合のジャンルは2つある。

作家・元外務省主任分析官 佐藤優氏

1つ目は、学術書の内容をわかりやすい言葉で言い換えた教養本だ。特に経済学、歴史に関する本を読む。そうすれば、イスラーム教徒を相手に豚肉や酒の話をするというような初歩的なミスは犯さない。