キーは、前日の「退社時間」にあり
5.現実と理想のスケジュールを考える
まず、手始めにやっていただきたいことは、理想と現実のタイムスケジュールをつくることです。
(1)理想を考える
理想のスケジュールを考えるときには、充分な睡眠時間を含める、プライベートや理想の習慣を入れる、理想の就寝時間、起床時間、出社時間を決めてください。
(2)現状を考える
現状のスケジュールを考えるときには、就寝時間、起床時間、出社時間、退社時間、朝と夜の時間でやっていることという順番で書いてみてください。
(3)比較して解決策を考える
理想と現実の平日スケジュールを比較してみてください。そうすると、ギャップが見えてきます。このギャップを埋めるための方策を考えます。
寝る時間から絶対に必要なことを逆算します。リラックス時間やお風呂、食事などの時間です。これらは必須要素なので、差し引きます。
たとえば、23時に寝るとすると、全てを差し引くと20時には帰宅する必要があると判明すると、退社時間は19時と決まってきます。
仕事の時間は、早く出社することで実質短縮出来ますので、まずは19時に退社することがセンターピンとなります。
こういうと、現状21時まで仕事をしている人であれば、「19時退社」は絶対に無理だと反応する人が多いのです。
しかし、早く起きて1時間早朝出社ができれば、残業を2時間減らすことは可能です。なぜならば朝の集中力は夜とは比べものにならないからです。
6. 最初は布団に入るだけでいい?
習慣化のスタートは、小さな一歩(ベビーステップ)を決めることです。
この時は、寝る時間に布団に入ればまずはOKとしてください。
仮になかなか寝つけなくて布団でゴロゴロしても良いです。朝、起きられなくても問題ありません。リズムはすぐには変わらないからです。リズムを根本から変える施策ができていれば、自然と早起きができるようになっていきます。
だからこそ、寝るべき時間に布団に入ればOKというルールから3週間取り組んでみてください。これができれば、必ず生活リズムは早寝早起きになっていきます。
次回は、「早起きを邪魔する挫折要因をつぶす」をテーマにノウハウをご紹介したいと思います。