夜なかなか眠れない。眠っているつもりでも実は熟睡できていない……。そのせいで、昼間あくびを連発していませんか。眠くて仕事に支障が出ていたら、すでに危険信号です。

「睡眠」に悩む人が増加している。

それに呼応するように、この4月、厚生労働省は2003年に策定した「睡眠指針」を11年ぶりに改定した。新指針では若年・勤労・熟年の3世代別に睡眠の注意点やアドバイスが盛り込まれた。多忙な勤労世代には、「睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させるため、十分な睡眠を」と呼びかけ、「日中の眠気」が睡眠不足のサインだとしている。

近年、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が原因とみられる事故が頻繁に報道され、睡眠障害の問題がクローズアップされてきた。SASは特に中高年男性に多いとされ、まさに勤労世代を不安にさせる病である。実際、日中の激しい眠気に悩まされて医療機関を受診し、この病が判明する男性は多いという。