昼食を終えて、さぁ、午後もばりばり働くぞとデスクに着いてしばらくすると、抗することができない睡魔が襲ってきて、次第にまぶたが重くなり、頭がガクンと垂れ下がり船を漕ぐ。誰にでも経験があるはずだ。食事をして「お腹の皮が張るとまぶたが緩む」という表現があるが、睡眠の研究では午後2時の眠気は食事や睡眠不足とは関係がなく、眠気と覚醒が交互に現れる、12時間周期の生体リズムによってもたらされるものであることがわかっている。

眠気を払って仕事の効率を高めるための最良の方法は、生理現象なのだから仕方ないと割り切って、ラテン系の国の人々が取り入れている昼寝の習慣「シエスタ」を見習うこと。