同じくらいの豊かさやステータスでも、幸せの感じ方は人によって大きく違う。幸福を感じやすい人とそうでない人の違いとは何だろう。心理学的に分析しつつ、少しでもそこに近づく道を探ってみた。

あふれ出る情報が新たな欲求を生む

ここまで幸福の感じやすさというテーマを考察してきた。ここからは、その成果を活かし、冒頭に述べた「ブータンの人と比べて日本人が幸福をあまり感じていない」というテーマにアプローチをしてみよう。

考察を踏まえていえば、ブータンと比較して日本の国民が幸福を感じにくい理由は、おそらく2つである。1つは「欲求が満たされにくい」ことであり、もう1つは「負の感情に陥りやすい」ことである。